士業・専門家・経営者の実務セミナー| TAP実務セミナー

「賃貸アパート・マンション」を信託財産の対象にした民事信託の受託者は、賃貸不動産の所有者として、信託設定時における多岐にわたる諸手続きを完了させたうえ、信託期間中には多数の第三者との間で様々なやりとりをしなければなりません。民事信託のコーディネーター・受託者支援の専門家としては、信託に適した事案であるか、目的は明確なのか、そして「相応しい受託者であるか」の見極めに加えて、賃貸不動産特有の賃借人・管理会社への通知等の対応や信託期間中の受託者としての職務等、設定のみでなく信託期間中から終了までに必要な手続きを踏まえたうえ、賃貸不動産の財産の環境、変動状況を具体的にシミュレートする必要があります。
このセミナーでは、そうした課題について解決できるようにするため、賃貸アパート・マンションの民事信託ならではの手続き、検討事項、顧客に説明・支援すべき事項、そして活用事例について知っていただくことを目的とします。

【次の方に特にお勧めいたします】

●賃貸不動産オーナーの顧問・コンサルタントを担っている方

●顧問税理士やコンサルタントとして、賃貸不動産オーナーの子等の承継人とも、早い段階から末永く友好な関係を構築したい方

●賃貸不動産オーナーに相続・後見・民事信託の提案をされている方

【１】信託設定時の準備・調査事項と信託期間中の受託者実務
（１）事前準備・調査事項となすべき手続き
（２）信託設定時における重要な検討事項
　　　信託関係者と信託財産
　　　賃貸不動産に係る信託事務
　　　不動産の管理方法
（３）賃貸不動産に係る信託設定後からの受託者実務
　　　信託期間中の留意点
　　　信託終了時の留意点

【２】各種手続の意義・留意点～信託設定から終了まで～
（１）信託契約書の作成
（２）登記
（３）賃貸借契約に係る手続き
（４）火災保険に係る手続き

【３】事例：賃貸アパート・マンションの民事信託活用例
（１）高齢者オーナーのための民事信託　基本パターン
（２）高齢者オーナーのための民事信託に指図権の活用は有効
（３）共同相続した賃貸不動産への活用パターン
（４）賃貸から得られた収益の管理・運用例
　　　新たな不動産購入
　　　投資信託
　　　海外不動産への投資運用
　　　受託者報酬の生命保険活用

【交通アクセス】