士業・専門家・経営者の実務セミナー| TAP実務セミナー

三大都市圏（首都圏・近畿圏・中部圏）の生産緑地の総面積は1万ha以上あります。2022年には、生産緑地の約8割が指定期間である30年の期限を迎え、相続対策の一環として多くの生産緑地が指定解除して宅地等へ転用することが予想されています。都市部では空き家が社会問題となるなか、国はこの「2022年問題」に対応すべく、より多くの都市農地の保全を目的とした「改正生産緑地法（都市緑地法等の一部を改正する法律）」を昨年5月12日に公布。しかし、都市農家の多くは高齢化・後継者不足の問題を抱えていることから、生産緑地の過半数が指定解除することが予想され、不動産・建設業界は大きなビジネスチャンスと捉えて営業活動が活発化しています。実務家としては、厳しい規制がある生産緑地を取り扱うためにも、特有の仕組みや法制度、複雑な相続税制を含めた税務を学ぶことは急務となっています。
本セミナーは、都市農地の現状や生産緑地を巡る法規制、相続税制を含めた税務面、指定解除（買取申出）方法や買取申出後の有効活用策など、生産緑地を巡る相続対策や土地活用提案のポイントを解説いたします。  

【１】生産緑地の概要

　（１）都市農地の分類
　（２）生産緑地制度の概要
　（３）三大都市圏の特定市（首都圏・近畿圏・中部圏）
 

【２】生産緑地を取り巻く税金

　（１）固定資産税及び都市計画税の軽減特例
　（２）相続税の納税猶予の特例
　（３）生産緑地に対する相続税評価上の評価減
　（４）不動産取得税や登録免許税の軽減 
 

【３】2022年問題に向けた方向性

　（１）2022年問題とは？
　（２）生産緑地指定から30年経過まで
　（３）生産緑地法改正
　（４）2022年問題の解決に向けた方向性 

【交通アクセス】